インハウス担当者 展示会・即売会を 経験をしたほうが良い説

大阪でテクニカルSEOのディレクションおよび山林レンタルプラットフォーム運営をしている、メディコム株式会社の木村です。

この投稿では、自社サービスの認知拡大のためにイベント参加しはじめたら、こんないいことがあったよ! というお話をしようと思います。

うちが展示会・即売会に参加し、物販するようになった理由

弊社では「YAMAKAS」という、山林レンタルの仲介サイトを運営しています。

このサイトのターゲットが「ひとりで静かにソロキャンプをしたいキャンパー」なのですが、TwitterやInstagramをもくもくと頑張るよりも既にターゲットになりそうな人が集まっている場所=キャンプイベントに行けばよいのでは、と思ったのがリアルイベントに参加するようになったきっかけです。

で、毎回サービスの告知だけをしていては出店費用がそのままマイナスになってしまうので、ついでに物販もやってみようと思って始めたわけです。

即売会で売っているもの

主に売っているものはうさぎの毛皮(ラビットファー)やヤギの毛皮(ゴートファー)・帆布製品です。
サービス利用者が「40代以上の男性」が9割なので、ターゲット層が好きそうなものを取り扱っています。

なんであえて毛皮なん? って思われるかもですが、自分自身が使っていて、かつ他のお店で売っていないものが毛皮だったのでチョイスしました。

イベント出店中の様子

展示会・即売会での物販を経験して良かったこと

はじめてイベントに参加してから3年半が経過したのですが、めちゃくちゃ人が来てくれたイベントもあればさっぱり人がいないイベントもありました。
そんな中で以下のような理由でイベント参加を続けてよかったなと思っています。

同業界の仲間が増えた

ウェブ業界の仕事しか経験していない中で、山やアウトドアという異分野のサービスを始めたので、最初はクラブハウスで喋ったことある人が数人いるだけの状態だったんです。

しかし、イベントを追うごとにどんどんと繋がりの深い人が増えていきました。
特にキャンプの場合は同じ場所で泊まるというのが関係性を深めるのに有効に働いたんだと思います。

その中から山を持っている知人を紹介してくれたり、メディアの人にうちのサービスを宣伝してくれたりといったこともありました。

この繋がりはウェブでサイトを運営してるだけではできなかったので、リアルイベントに参加して本当に良かったなと思っています。

見込み顧客の動向・意見を目の前で聞けた

サイト改善のディレクションをしているといわゆる「ペルソナ」を作成することがあります。
何歳くらいの人で、性別は男で、こういう生活をしていて・・・ってやつです。

それもいいと思いますが、リアルイベントに出店すると自社の製品を検討してくれる人と会って会話できます。
で、その場でウェブサイトを開いて操作してくれる人も出てきます。

そんな中から使いづらい部分を教えてもらい、サイトのレイアウトを変えるといった動きに繋がることもありました。

物販に関していうと、想定したターゲットと全く違う層がメインで買ってくれるという事態にも遭遇できます。
うちの場合、40代以上の男性を集めようと思って毛皮を販売し始めたのですが、実際に始めてみると女性の方が圧倒的に買ってくれる率が高かったです(笑)

こんな事態に遭遇すると、オンラインの場合は仮説を立ててどうのこうのとしますが、リアルイベントなら目の前の人に買ってくれた理由を聞けばいいんです。

ポップ(商品説明)やポスターを作るのが苦じゃなくなった

こんな風に展示会や即売会に出店してるってことは、さぞ喋りが上手いんだろうなと思われるかもしれません。
が、僕は知らない人と話すのはかなり苦手です。

なので、全力で商品の宣伝をするポップやポスターを作成しました。

一番最初に作ったポスター
YAMAKASポスター

ラビットファー ポップ
ラビットファー

そうすると、結構読んでくれるんですよ。
ある程度商品に対する共通認識ができている状態であれば、会話が苦手な僕でもかなりスムーズに会話が進みます。(購買率も改善されていると思います)

イベントであれば「どの部分を読んで笑ってくれた」とか「どの部分を読んで難しい顔をしていたか」とかをリアルタイムに見れるので、その反応をもとに「ポップを読んだだけで買ってくれる」状態を目指して改善をしています。

自分で経験するかしないかは、大きな差がある

こんな感じで、イベント出店を通して様々な経験をしてきました。

自分の会社・サービスがどのように見られているのか。
それを自分の目や耳を通して経験するというのは得難い経験だと思っています。

今のSEOは自社のブランディングや認知に依る部分が大きくなってきています。

そんな時に「ウェブ担当者だからオンラインの施策だけ追っていればいいや」という意識でいるのではなく、リアル(オフライン)の動きも知ることで思考の幅が広がると思います。

まとめ

最後の方何を言いたいのかよくわからなくなった気もしますが・・・。

以上、インハウス担当者 展示会・即売会を 経験をしたほうが良い説でした。

メディコムではこんな感じで僕が実際に自社サービスで試してみた結果をもとに、お客さんへ施策の提案を考えています。
ちょっと話聞いてみたいなーと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

プロフィール

木村 正晴
木村 正晴代表取締役社長
2009年からSEO業界に参入し、2012年からは自身でアフィリエイトメディアの運用を開始。今日に至るまで、不動産・葬儀・印刷業など様々な分野のウェブサイトコンサルティングを担当。
現在は放置山林問題解決に向け”YAMAKAS”というサービスを開始。
https://yamakas.jp/
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