SEOと相乗効果を生み出しやすい「動的検索広告」のススメ

メディコム株式会社 代表取締役の木村です。

「Google広告を出稿するとオーガニック検索の順位もよくなる」

そんな都市伝説が昔からありました。
今回はそんな都市伝説が現実になるかもしれないお話です。

「動的検索広告」とは

「動的検索広告」とは、“Dynamic Seaech Ads”の略称でGoogleが提供する検索広告のひとつです。

今までの検索広告とは違って、検索キーワードではなく対象のウェブサイトを登録して広告出稿いたします。
これにより、関連性の高い検索が行われた際に、対象のサイトのなかからGoogleが自動で広告文生成とランディングページの選択を行い広告の出稿をします。

「動的検索広告」がSEOと相性が良い理由

このように「Googleが自動で広告文作成とランディングページ」を選ぶため、出稿までに必要な作業があります。
また、出稿後にウェブサイトにフィードバックできるデータも獲得できます。

これが「動的検索広告」がSEOと相性が良い理由です。

titleやmeta descriptionなどのタグを最適化する必要があるため

Googleにページ内容を正しく理解してもらうために、そのページがどのようなものか示すタグ周りを最適化する必要があります。
特に「titleタグ」「meta descriptionタグ」「見出しタグ(hタグ)」「ページ内のテキスト」を元にページの選定が行われます。

動的検索広告と相性が良いサイトは商品点数やページ数が多いサイトなので、システムで動的に吐き出している設定を見直すことにも繋がります。

検索語句とランディングページが一覧でわかるため

Google広告で動的検索広告を出稿すると「検索語句」レポートに結果が表示されます。

その中に「動的検索広告の検索語句とランディングページ」が確認できるものがあります。

2024年4月26日現在の表示方法は期間指定をする箇所の下にある「▼」を押すと選択肢が3つ出てくるので、その一番下を選びます。

こちらのレポートで「ユーザーが検索した語句」「Googleが作成した広告見出し」「Googleが選んだランディングページ」を確認できます。

このデータをもとに、ニーズのあるキーワードにページを最適化できます。

ページフィード機能により、特定のカテゴリーのみ出稿できるため

Google広告の動的検索広告の設定時に「ウェブサイトのGoogleインデックスを利用して配信する」か「自分のページフィードのURLのみを使用して配信する」かを選べます。

「ウェブサイトのGoogleインデックスを利用して配信する」場合は、言葉通りGoogleがインデックスしているページ内から出稿先が選ばれます。

しかし「自分のページフィードのURLのみを使用して配信する」場合は自分で出稿するページを選べます。
これにより、新しく参入したいと思っているカテゴリーのページのみ動的検索広告に出稿ということもできます。

弊社はこちらの機能を使い、新しいジャンルを開拓したいクライアントのキーワード選定を行いました。
参考:動的検索広告を活用し、BtoB ECサイトのサイト改修を行った事例紹介

動的検索広告の設定方法

Google広告ヘルプに詳しく書かれているので、そちらをご覧くださいませ。
動的検索広告を作成する

自社でできひん! という場合は、ご相談くださいませ。

まとめ

動的検索広告を出稿するために、サイト内のタグ周りやサイト構造の整理を行う。
そうすることで、広告にもオーガニック検索の順位にも良い影響が現れる可能性が上がります。(あくまで可能性ですが)

サイト構造やタグ周りが最適化されていないと、いくらコラムや特集ページを作ったところで検索エンジンに理解されません。

弊社ではSEOのテクニカルな部分の支援を行い、主にBtoBビジネスを行っているクライアントのサイト改修をサポートしております。
無料サイト診断も行っておりますので、ご興味をもっていただけましたらお問い合わせよりご連絡いただければと存じます。

プロフィール

木村 正晴
木村 正晴代表取締役社長
2009年からSEO業界に参入し、2012年からは自身でアフィリエイトメディアの運用を開始。今日に至るまで、不動産・葬儀・印刷業など様々な分野のウェブサイトコンサルティングを担当。
現在は放置山林問題解決に向け”YAMAKAS”というサービスを開始。
https://yamakas.jp/
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