性病検査ができるようになる期間は潜伏期間と違う
性病検査キットを販売している会社に寄せられる質問で多いもの。
それは「性病検査はいつからできますか?」というものです。
性病検査の情報を調べていると「潜伏期間があるから、潜伏期間が過ぎてから検査をして」とよく書かれています。
しかし、この潜伏期間と性病検査をできるタイミングは全く別モノなのです。
検査できるタイミングは検査方法によって違うので詳しくは後ほど説明しますが、いつから検査できるか知りたい人はコチラを覚えておいてください
病名 |
検査できる期間 |
---|---|
クラミジア |
行為があったその日から |
淋病 |
行為があったその日から |
トリコモナス |
行為があったその日から |
カンジダ |
行為があったその日から |
マイコプラズマ・ウレアプラズマ |
行為があったその日から |
HPV |
行為があったその日から |
梅毒 |
行為があった1ヶ月後から |
HIV |
行為があった1ヶ月後から |
B型肝炎 |
行為があった2ヶ月後から |
C型肝炎 |
行為があった2ヶ月後から |
性器ヘルペス |
目視で症状を確認 |
以上のようなタイミングから検査を受けることができます。
なお当サイトでおすすめしているのは、
- まず「思い当たる行為があった1ヶ月後」に1度検査
- 再度「行為から3ヶ月後」に検査
という2回検査を行う方法です。
こうして2回検査することによって、梅毒やHIV、肝炎に関しても完全に陰性(感染していない)と知ることができるのです。
より詳しく知りたい人は、この先にまとめてますのでそれぞれの項目を読んでください。
潜伏期間でも検査できる理由は検査方法の違い
上の表でも書いたように、性病によって検査できる期間がそれぞれ異なります。
これは血液検査の時に「病原菌がいるかどうかを調べる」のか、「血液の中に抗体(特殊なタンパク質)があるかを調べる」のかの違いによって生じます。
病原菌がいるかどうかを調べる
性病に関しては、下記のような潜伏期間があります。
この期間はあくまでも「症状が出ない」期間ですので、この期間でも体の中には病気の元となる病原菌は存在しています。
なので、「抗原検査」「PCR検査」と言われる病原菌を調べる検査であれば、たとえ症状が出ていなかったとしても性病にかかっているかどうかを調べることができるのです。
それぞれの詳しい検査方法に関しては、こちらのページをご覧ください。
クラミジア:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/chlamydia.php
トリコモナス:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/trichomonas-vaginalis.php
淋病:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/neisseria-gonorrhoeae.php
クレマイコプラズマ・ウレアプラズマ:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/mycoplasma-ureaplasma.php
カンジダ:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/candida.php
HPV:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/high-risk-hpv.php
血液の中に抗体があるかを調べる
人間の体は外から異物が入ってくると、それを排除しようとします。
その排除の最初の段階で生成されるのが「抗体」と呼ばれるタンパク質なのです。
この抗体は異物の種類によって形が異なるため、調べることで体の中の異物や病原を特定することができるのです。
この抗体ができるまでに時間が必要なので、この検査では行為があった直後に検査しても陽性かどうかは分からないのです。
それぞれの詳しい検査方法に関しては、こちらのページをご覧ください。
梅毒:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/syphilis.php
HIV:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/hiv.php
B型肝炎:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/hbv.php
C型肝炎:https://www.std-lab.jp/shopping/std-test/hcv.php
では次に、それぞれの性病の潜伏期間を見ていきましょう。
それぞれの性病の潜伏期間
性病の種類によって症状が体に出るまでの期間が異なります。
大きくはこちらの表にまとめた通りです。
病名 |
潜伏期間 |
---|---|
クラミジア |
1~21日 |
淋病 |
2~7日 |
トリコモナス |
5~28日 |
カンジダ |
常在菌として体の中におり、免疫低下で症状が出る |
マイコプラズマ・ウレアプラズマ |
14~70日 |
HPV |
感染だけなら無症状 |
梅毒 |
10~90日 |
HIV |
14日頃 |
B型肝炎 |
30~60日 |
C型肝炎 |
14日~90日 |
では、それぞれ見ていきましょう。
潜伏期間がない、もしくは数日の性病
潜伏期間が1週間以内の性病は下記のとおりです。
- カンジダ
- クラミジア
- 淋病
- トリコモナス
この4種類に限って言えば、症状が現れやすく自分でも気づくことが多いです。
尿道から膿が出たり、おしっこをするときに痛みを感じたりします。
潜伏期間が1週間から2週間以内の性病とは
潜伏期間が1週間から2週間の性病は多いです。
代表的なものは下記のとおりです。
- C型肝炎(14日~90日)
- マイコプラズマ・ウレアプラズマ(14日~70日)
- HIV(14日ごろから症状が出る)
- 梅毒(10日~90日)
なお、上でも書いたように検査方法によっては潜伏期間が過ぎるまで待つ必要はありません。
潜伏期間が1週間でも、すぐに検査をすることができるのは「マイコプラズマ・ウレアプラズマ」です。
また、先にあげているクラミジア・淋病・トリコモナス・カンジダ・HPVも即日で検査可能ですので、気になる行為があった人はすぐに調べるようにしましょう。
まとめ
性病の種類により、検査開始可能な期間が違うので、不安になるセックスがあった場合も時間を置いてから検査しなければいけません。
ただ、そのたびに病院に行って検査では大変ですね。
郵送タイプの検査キットでの性病検査なら種類別に検査することができます。
自宅で検体を採り送り返すだけなので、病院に何度も通う必要はありませんし、検査結果もネットなどで見ることができます。
検査費用自体もかなり抑えることができます。
性病は何より早期発見により感染を食い止めることができますし、不妊症や流産などつらい経験を回避できます。
おすすめの検査方法は最初に書いたこちらのとおりです。
- まず「思い当たる行為があった1ヶ月後」に1度検査
- 再度「行為から3ヶ月後」に検査
不安になるセックスが特定できる場合は、その日から計算すればいいのですが、特定できない場合は、定期的に性病検査をすることでリスクを軽減していきましょう。
特定のパートナーとしかセックスをしないからと安心しないでください。
セックス経験がある人ならだれでも性病にかかるリスクがある時代です。
定期的な性病検査を受けることは大人としてのマナーですね。
一度検査をして陰性であったとしても、潜伏期間である可能性もありますから少なくとも半年に一回、できれば2,3カ月に一回は性病検査をしていきましょう。
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