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SNS上での企業やウェブサイトに関する言及が「サイテーション」と言われ、これが増えることでSEO上有利になるという説があります。
今回はJohn Mullerのツイッター上での発言から、サイテーションの有意性を考えてみたいと思います。
Twitter上でJohn Mullerはこのように回答した
TwitterでJohn Mullerが貰った質問と回答は以下の通り。
The short version is "usually not, imo". The long version is somewhat hard to squeeze into tweet form, and I'm not in the mood to write a long essay, so hopefully the short version is useful as a starting point 🙂
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) May 21, 2020
質問:
(ウェブサイトへの)リンクがない言及は、ウェブサイトやブランドの信頼性の明確化に寄与すると思いますか?回答:
手短に回答すると「私が思うに、普通は寄与しない」となる。もっと詳細に回答するにはTwitterの文字数は少なすぎるし、長いエッセイを書く気分でもない。
なので、思考の開始点として手短な回答が役に立つと嬉しい。
サイテーションがウェブサイトの信頼性向上に寄与するパターンとは
John Mullerは「普通は」ウェブサイトの信頼性向上に寄与しないと言っている。
つまり、寄与するパターンもあるということだ。
(この後の発言で下記のツイートをしているので、あえて言っただけかもしれないが)
The best way to encourage an SEO to do research is to tell them there's *usually* not a solution :-). I should do this more often. Curious to see what you come up with!
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) May 21, 2020
では 2020/05/25 現在、どの様なパターンであれば(間接的にでも)寄与する可能性が考えられるだろうか。
SNS上での言及によって、大手メディアからサービス・ウェブサイトが取り上げられた
1つ目の可能性はこちらです。
Twitterでバズることによって、大手のニュースメディアに取り上げられる・取材が入る・寄稿依頼が来るという連鎖が起きる可能性は高いです。
これによって自社のウェブサイトに優良なサイトからの外部リンクが入ることになります。
結果、SNS上でのサイテーションによってウェブサイトの信頼性が間接的にあがった例と言えるのではないでしょうか。
SNS上での言及によって、サービス名での認知が拡大した
2つ目はこちら。
今回はウェブサイトへのリンクがない言及ということなので、SNSで気になるサービスを見つけた人が次にする行動は検索です。
多くの場合はサービス名で、サービス名が長く覚えにくい場合は特徴の掛け合わせでの検索となります。
(余談ですが、うちのサービス名の多くを4文字にしているのは覚えてもらい、検索してもらうためです)
そうなると検索画面上で「サービス名」と「ウェブサイト」の関連付けが複数回行われます。
これにより「このサービス名なら、このウェブサイト」と検索エンジンにも認識され、検索順位の向上が見込まれます。(過去に事例あり)
まとめ
以上、SNS上でのサイテーションとウェブサイトの信頼性に関する話でした。
以前の記事(ウェブサイトを運用する上での外部リンクに対する考え方と、増加させるための方法とは)でも書いたように、Googleの根本の評価軸は外部リンクです。
よってサイテーションによるリンク増加が評価向上につながることはあると思いますが、単なる言及で終わってしまってはもったいないと思います。
「どのようにウェブサイトの信頼性を上げればよいか」 お悩みの方はぜひご相談ください。
プロフィール
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2009年からSEO業界に参入し、2012年からは自身でアフィリエイトメディアの運用を開始。今日に至るまで、不動産・葬儀・印刷業など様々な分野のウェブサイトコンサルティングを担当。
現在は放置山林問題解決に向け”YAMAKAS”というサービスを開始。
https://yamakas.jp/