特定の順位検索ツールで見ている限りは順位は変わっていない。
Search Consoleで見る表示回数も変わってはいない。
しかしクリック数だけが落ちてしまっている。
そんな経験ないでしょうか。
このような事態に当たった際は時分でそのワードを検索し、検索結果を見るようにしましょう。
2021年9月付近で起きた検索結果の変化
この記事を最初に書いたのが2021年9月16日です。
この時点で起きている検索結果の変化を簡単に紹介します。
スマホでも検索結果上段で広告枠が4つ出現
以前はスマホであれば上段は1枠もしくは2枠といった場合は多かったのですが、現在は最大4枠出るようになっています。
また3枠であっても下記画像のように、4枠と変わらない幅で表示されている事例もございます。
このような状態ですのでスマホで検索結果を開いた画面(ファーストビュー)はすべて広告となり、1位のクリック率が低減していることが考えられます。
再検索が促されるようになってきている
特にスマートフォンでの検索で顕著ですが、調べ物関係の検索結果でGoogleが再検索を促すようになっています。
実際の画面は下記の画像をご覧ください。
検索した際に、強調スニペットと呼ばれる「サイトから情報を抽出した」ものが表示され、そのすぐ下では再検索を促しています。
今まで1位でクリック数を獲得できていた検索キーワードであったとしても、こうなってしまうとクリック数の低減が起きてしまいます。
以上2つの例以外にも、検索結果にGoogle関連の情報が差し込まれるケースも多々出てきております。
これらは順位計測ツールではわからない変化です。 順位計測ツールだけを見るのではなく、実際の検索結果を見ましょう。
クリック数が減ってしまったときにすべきこと
このような検索結果の変化に伴いクリック数が減ってしまった際にやるべきことは大きく3つです。
Google広告を出稿する
検索結果からの集客手段はSEOのみではありません。
クリック数が減ってしまったワードが自社にとって利益を生むワードなのであれば、Google広告を出稿しましょう。
Search Consoleを確認し、URL単位での評価を確認する
Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートですが、クエリ以外にも確認でいる項目が複数あります。
その中でも見てほしいのが「クエリ」の右にある「ページ」の項目です。
こちらはURLごとの表示回数やクリック数を確認できます。
その中で気になるURLをクリックし、再度「クエリ」タブを開いてください。
すると先程選択したURLに限定して、どのようなキーワードで表示され、クリックを獲得しているか見れます。
その中には今まで考えもしなかったキーワードが含まれている場合もあります。
なぜなら、検索されるキーワードの約15%は毎年新しく生まれているキーワードだからです。
参照:毎年◯%の検索キーワードが新しく生まれている! と、それをキャッチアップする方法をご紹介
そのようなキーワードでさらに評価されるべく、ページの見直しを図るのが良いでしょう。
自社に関係する新しいワードを拾い、ページに反映させる体制を作る
上でも書いたように、検索されるキーワードの15%は今まで一度も検索されていない言葉です。
そのようなキーワードを早めに知れれば、ライバルが少ない状態で上位表示も可能となります。
そのようなワードを拾う方法に関しては、こちらの記事に書かせていただきました。
https://next-com.biz/newword-and-howtos/#catchup
仕事以外の時間でも感度を高くすることで様々なヒントを拾うことができます。
特に雑誌は新しいワードを作りたがる傾向が高いため、自社に関連する雑誌は読むようにしましょう。
まとめ
順位計測ツールと分析ツールだけしか見ていないと、このような検索結果画面の変化に気づけません。
私はスマートフォンのGoogle Chromeのシークレットウインドウに自分や顧客に関係する検索結果を開いたままにし、それを毎朝起きてすぐ確認するよう習慣づけています。
最近は特に変化が激しく、その時間でないと見れないようなテスト的な検索結果が出ることもあります。
自社の肝となるキーワードに関しては頻度高く確認するようにしましょう。
プロフィール
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2009年からSEO業界に参入し、2012年からは自身でアフィリエイトメディアの運用を開始。今日に至るまで、不動産・葬儀・印刷業など様々な分野のウェブサイトコンサルティングを担当。
現在は放置山林問題解決に向け”YAMAKAS”というサービスを開始。
https://yamakas.jp/