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【病気別】心当たりが無いのに性病にかかった経験はある!? セックス以外の感染経路の可能性を紹介

 

心当たりがなくても、体調不良で病院を受診すると、性病と診断されることがあります。

 

以下に挙げる主な性病も、感染経路はさまざまです。

 

  • クラミジア
  • カンジダ
  • ヘルペス
  • 淋病
  • トリコモナス
  • 梅毒

 

今回は、「心当たりが無いのに、性病にかかったことはあるか」をアンケート調査した結果をもとに、病気別の感染経路を紹介します。

 

心当たりが無いのにかかった経験のある性病1位は「クラミジア」

心当たりが無いのに性病にかかった経験が「ある」と答えた方の中で、もっとも多かった病気が「クラミジア」でした。

 

アンケート回答者100名のうち、クラミジアと答えた方は44名と、実に半数近い割合を占めています。

 

各病気の感染経験があると答えた方の詳しい人数は、以下のとおりです。

 

  • クラミジア:44名(うち1名は咽頭クラミジア)
  • カンジダ:29名
  • ヘルペス:11名
  • 淋病:7名(うち1名は咽頭淋病)
  • トリコモナス:6名
  • 梅毒:3名

 

心当たりが無いのに性病にかかった

 

性病というと、性交渉によって性器や口などの粘膜が接触することで感染する、と考える方が多いでしょう。

 

しかし上記のとおり、心当たりが無くても性病に感染しているケースは珍しくありません。

 

極端な例を挙げると、一部の性病はプールや大衆浴場、サウナなど公共施設の利用やタオルの共用でも、ごくまれに感染します。

 

ただし免疫力が低下している状態など、いくつかの条件が重なったうえで起こる可能性があるという程度のものです。

 

性病別に、感染した可能性のある経路を紹介

本人に心当たりが無くても、思わぬ経路で感染する可能性があるのが性病の怖いところです。

 

ここでは実際のアンケート回答を参考にしつつ、考えられる感染経路を性病別に紹介します。

 

クラミジアが感染した可能性のある経路

心当たりが無いのにクラミジアに感染していた経験のある方のアンケート回答を見ると、感染経路として考えられる場所や行動は、次のように挙げられていました。

 

  • トイレの便座
  • パートナー
  • 風俗
  • 出会い系サイト
  • オーラルセックス
  • 行きずりの相手
  • 飲み会での回し飲み

 

あくまで「もしかしたら」と可能性を挙げたもので、確定的なものはほとんどありませんでした。

 

多くの回答者が「分からない」「ここ数年そういった行為もしていないのに」と戸惑っています。

 

一定数の女性の中には、自覚症状がなく、結婚や妊活を機に妊娠検査したところ、感染や既往歴が判明した方もいました。

 

また、男女共通で多いのが、パートナーが浮気していたり風俗に通っていたりと、よそで感染していたことが分かったというパターンです。

 

カンジダが感染した可能性のある経路

カンジダは真菌(カビ)が原因で発症するため、性交渉など他社から感染するだけではなく、もともと自己感染する可能性もある病気です。

 

アンケート回答者が感染経路として考えられるものに挙げている内容も、次のとおりさまざまでした。

 

  • ストレス
  • 暑さによるムレ
  • 妊娠中の免疫力の低下
  • 生理用ナプキンの長時間使用
  • 抗生剤の長期使用
  • 多忙による疲労

 

カンジダはもともと体内に存在することの多い菌のため、体調不良が原因で発症するケースが少なくありません。

 

アンケート回答者の多くも、多忙や環境の変化などでストレスを感じていたことや、妊娠による一時的な免疫力低下を原因として挙げていました。

 

また、真菌のため性器周辺のムレや汚れが症状を引き起こすこともあります。

 

女性の場合は生理用品を長時間換えられない状況が重なったとき、男性の場合は夏場のスーツなどムレやすい服装のときは、カンジダにかかる可能性がアップします。

 

ヘルペスが感染した可能性のある経路

ヘルペスは一度感染すると、完治しても原因となる単純ヘルペスウイルスが神経内に住み着くため、心当たりが無くても発症したり感染したりします。

 

アンケートでも、一部の性交渉経験者以外は、全員が「どこで感染したのか、まったく分からない」と回答しています。

 

生まれてから一度も性交渉の経験がない方や、何年も行為をしていないという方もヘルペスを発症しており、今回のアンケートの中でもっとも感染経路が不明とされる性病でした。

 

ヘルペスウイルスは、性交渉の他に感染者と食器やタオルを共用したり、同じお風呂やトイレを利用したりするだけで感染することがあります。

 

過去に無自覚のまま感染した方が、体調不良やストレスなどちょっとしたきっかけで数年後に発症することもあります。

 

そのため、必ずしも発症直前の行動が感染経路に結びつくとは限りません。

 

淋病が感染した可能性のある経路

淋病は主に性交渉が感染経路とされることもあり、心当たりが無いのに性病にかかったことがあるかどうか質問した今回のアンケートでは、わずか7名でした。

 

性行為の他には、タオルの共用や手指の接触など、日常生活の中で感染する可能性もあります。

 

これといった心当たりが無いとしつつも、「もしかして」とアンケート回答者が感染経路に挙げたのは、以下のとおりです。

 

  • パートナー
  • 自慰行為
  • 妊娠中の免疫力の低下

 

行為に関する感染経路は、自分自身に心当たりが無いがパートナーが浮気していたという方や、自慰行為をしていたときに手に淋菌がついていたのかもしれない、という方のみでした。

 

他には、妊娠中で免疫力や体力が極端に低下する状態で、日常生活を送っているうちに感染したのではと考える方もいました。

 

トリコモナスが感染した可能性のある経路

トリコモナスは、原虫が膣や子宮頸管、膀胱、尿道などに寄生することで発症します。

 

そのため性交渉の他にも、お風呂やトイレの利用、タオルなどの共用で感染することがある病気です。

 

アンケート回答者の感染経路も、「パートナーが浮気していた」という方と、「まったく分からない」という方の2極に分かれました。

 

尿道に入り込んだ場合は排尿時に流されることもあるため、心当たりが無い方は公共のトイレの利用が感染経路として挙げやすいでしょう。

 

梅毒が感染した可能性のある経路

梅毒は体液に病原体が潜んでいるため、性交渉で感染することの多い病気です。

 

アンケート回答者の中にも、感染経路の可能性としてパートナーの浮気を挙げている方がいます。

 

潜伏期間を含めて考えても、性交渉の覚えがないという方もおり、感染経路が曖昧なケースもあります。

 

一般に、性交渉の他にはキスでも感染することがあるため、感染者の唾液に触れる機会があった可能性が考えられるでしょう。

 

まとめ

上記のとおり、性病はさまざまな感染経路が考えられます。

 

中にはもともと体内にあった原因が体調不良で発症したり、日常生活の中で無意識のうちに感染したりすることもあります。

 

性器や口腔内などに異常を感じたら、「性行為していないから性病じゃない」と思い込まず、一度検査してみることが大切です。

 

早期の発見で完治できる性病も多いため、まずは自分自身の症状の正体を知ることから始めましょう。

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