女性が突然濡れなくなってしまう原因と対処法とは
セックスをする際に女性のアソコが濡れないと、うまく挿入できないですよね。
前は濡れていたのに、最近になって濡れなくなったというケースは、注意が必要です。
女性が突然濡れなくなってしまう原因は複数あり、中には性病への感染も含まれます。
この記事では、女性が濡れなくなるときの主な原因や、対処法を解説します。
原因1:精神的要因で濡れない
女性に精神的な負荷がかかると濡れなくなることがあります。
例えば極度に緊張している時には濡れにくくなる人が多いです。
一度濡れなくなってしまうと、次からは「もし今回も濡れなかったらどうしよう」という思いが強くなって、また濡れなくなるという悪循環を生じます。
精神的な要因で濡れない場合、原因となるストレスをとってあげると濡れやすくなります。
緊張が強い場合はリラックスできるまでセックスを待ってみると、濡れやすくなるでしょう。
また何度もセックスをしているうちに慣れてきて、段々と濡れやすくなってきます。
それでもダメな時はお医者さんに相談するのも手です。
たとえ女性が濡れなかったとしても、ローションがありますから心配ありません。
濡れないとセックスできないと思うのではなく、別に濡れなくてもなんとかなると気楽に考えましょう。
原因2:性交痛があるせいで濡れない
性交痛を感じると濡れにくくなることがあります。
痛いという精神的な負荷がかかるからです。
性交痛には様々な原因があります。
例えばお互いのサイズが異なるため、挿入する際に痛みを生じやすいことがあります。
このような場合はセックスを繰り返すうちに、性交痛が和らいでいく傾向にあります。
性交痛で問題なのは性病が原因で痛みを生じている場合です。
特に女性側が感染している時に多いのですが、性病に感染していると膣炎を合併することがあります。
膣に炎症が及んでいる場合、痛みに敏感になっていることが多いので、セックスで膣が動かされることで性交痛を生じてしまうのです。
膣炎でなくても尿道炎になっていると性交痛を感じることがあります。
どちらにしても性器に感染している状態が性交痛を生じやすいので、性病の感染に心当たりのある方は性病のチェックが必要になります。
性交痛が出てしまう性病とは
性交痛の原因となり得る性病は、複数あります。
ここでは、主な性病を4種類紹介します。
クラミジア
クラミジアはChlamydia trachomatisという細菌が原因で生じる性病です。性病の中では感染する方が一番多い性病です。
クラミジアに感染すると尿道炎や膣炎を生じることがあります。
尿道炎の症状としては陰部不快感や排尿時痛などがあり、膣炎を生じると性交時痛をきたすことがあります。
女性の場合、炎症が膣から登っていくと子宮炎や卵巣炎に至ることがあります。
さらにひどくなると腹膜に炎症が波及する可能性があり、腹膜炎や肝周囲炎になることもあります。
尿道炎の症状は自覚症状が乏しいため、感染していることに気づかないことがあります。
その場合パートナーに移してしまう可能性があるので、気をつけなければなりません。
クラミジアはセックスなどの粘膜接触を契機に感染します。
普通のセックス以外にもオーラルセックスやアナルセックスでも感染する可能性があるので注意が必要です。
淋病
淋病は淋菌を原因として発症する性感染症です。
男性に多く、性病での感染者数はクラミジアについで2番目の多さです。
淋病の症状はクラミジアと同じく、尿道炎や膣炎がほとんどです。
尿道炎が生じると排尿時痛や陰部不快感などを生じ、クラミジアに比べて症状が強いのが特徴です。
膣炎では性交時痛を生じるので、クラミジアとの鑑別が非常に難しいです。
淋病は粘膜接触を原因とするので、コンドームをつけていないセックスは感染のリスクが高いです。
コンドームを着用したセックスをするように心がけましょう。
トリコモナス
トリコモナスは膣トリコモナスという原虫を原因に発症します。
膣トリコモナスのほとんどは女性に感染しますが、稀に男性でも感染します。
トリコモナスも膣に炎症を起こすので性交時痛をきたします。
それ以外にも悪臭のおりものがたくさん出てくるようになるのも、トリコモナスの特徴的な症状です。
トリコモナスは生存力が非常に強いので、粘膜以外からの感染を生じることもあります。
例としては温泉やトイレなど性交渉以外の場でも感染する可能性があるので、セックスをしていないからといって性病に感染しないわけではありません。
カンジダ
カンジダはカンジダ菌というカビの仲間が原因で発症します。
粘膜部に存在しやすいので、膣や口腔内で繁殖しやすい性質を持っています。
カンジダが膣に感染するとカンジダ膣炎になります。
膣に炎症を生じているので、性交時痛がみられます。
痛み以外にも痒みを感じやすいので、自覚症状は比較的強いです。
それ以外にはヨーグルト状、又は酒かす状のおりものが出てくるのがカンジダ膣炎の特徴です。
カンジダは性感染症の一種ですが、生まれてくるときに母親から感染する人も多く、誰にでも起こりうる疾患です。
免疫力が落ちているときにカンジダ膣炎の症状が出やすくなるので、免疫を上げる工夫が必要です。
原因3:膣そのものが乾燥している
パートナーが40代以上だったり、毎日忙しく、生活習慣が乱れがちな20~30代だったりする場合、ドライバジャイナの可能性も考えられます。
ドライバジャイナとは膣粘膜の乾燥のことで、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量の減少によって起こります。
加齢や、生活習慣の乱れなどによるストレスによって、エストロゲンの分泌量は減少することがあります。
エストロゲンは、膣の弾力や濡れた状態を維持してくれる物質です。
エストロゲンが減少して、女性がドライバジャイナ(膣が乾燥した状態)になると、排尿時や性交時の痛み、下着の摩擦によるピリピリとした刺激につながります。
自分がドライバジャイナになっていることに気付かず、単純に精神的な緊張で濡れにくいと勘違いしている女性は、対処が遅れて膣の乾燥を放置してしまいます。
ドライバジャイナは、放置するとにおい、黒ずみ、細菌性膣炎などの原因にもなります。
精神的要因で濡れないときと同じように、潤滑ゼリーの使用で性交痛は軽減できるものの、悪臭や病気のリスクを考えると、専門医の受診・治療がおすすめです。
女性が濡れなくなった場合のデメリット
上記のとおり、セックスで女性が濡れなくなる原因は、精神的要因、性病などによる性交痛、膣そのものの乾燥(ドライバジャイナ)など、さまざまです。
放置すると、下記のデメリットが生じます。
- デリケートゾーンのにおいがキツくなる
- 膣内で雑菌が繁殖しやすくなる
- セックスを拒否されるようになる
女性が濡れなくなると、膣の自浄作用が低下するおそれがあります。
膣の自浄作用が低下すると、デリケートゾーンのにおいがキツくなったり、内部で雑菌が繁殖しやすくなったりします。
女性にとって性交痛や恥ずかしさなどの悩みが生じるのみならず、パートナーの男性にとってもクンニや手マンがしにくくなります。
また、雑菌が繁殖しやすくなった膣内に男性器を挿入することも危険です。
尿道口や摩擦でできた小さな傷から雑菌が入れば、尿道炎や亀頭周辺の痛み・かゆみにつながります。
乾燥した膣へ無理に挿入しても女性は痛みしか感じないため、やがてセックス自体を拒否されるかもしれません。
女性が濡れなくなったときの対処法
女性が濡れなくなったときは、状況に応じて専門医の受診も検討しましょう。
ここでは、セックスのときにできる一時的な手段も含めた対処法を紹介します。
濡れなくなった原因ごとにできる対処は、下記のとおりです。
- 精神的要因で濡れない:性的興奮を促す
- 性病で濡れない:まずは性病を検査・治療する
- 膣が乾燥している:物理的に膣を濡らす
精神的要因で濡れないときは、セックスの前や最中に女性が性的興奮を覚えるように促す必要があります。
たとえば丁寧に愛撫したり、キスなどスキンシップで雰囲気を盛り上げたりして、女性が濡れるのを待ちましょう。
マッサージをして身体の副交感神経を優位にして、リラックスさせる方法も効果的です。
膣の炎症など性病が疑われる場合は、まず検査と治療を行うべきです。
症状が軽度でも、セックスで性器や肛門、口腔粘膜を介して男性にも性病がうつる可能性があります。
膣の乾燥は、ローションやゼリーで一時的に改善できます。
ローションやゼリーを使用するときの注意点は、膣内用の商品を選ぶことです。
一口にローション・ゼリーといっても、素材によって乾きにくかったり、テクスチャーがゆるくて体液に近い質感だったりと、特徴が異なります。
多くのローションは全身用で、ゼリーは膣内に注入できる商品です。
全身用ローションは膣の入り口周辺を濡らすのに使用して、内部に注入するのは膣用の潤滑ゼリーを使用しましょう。
膣用のゼリーは1回分に小分けされているため、衛生的に使用できるメリットもあります。
まずは性病検査で原因を確認することが大切
女性が濡れない理由は複数あるため、素人の目では原因の判断が困難です。
膣が炎症を起こしている(違和感や痛みがある)ときは、まず性病か別の原因があるのかを判断するために、性病検査を受けることをおすすめします。
性病が原因だった場合、きちんと治療しなければ菌やウイルスが体内で増殖し、症状が重症化するおそれがあります。
放置して性病が重症化すれば、原因菌によっては開腹手術や入院が必要です。
下記いずれかの方法で性病検査を受け、原因を探りましょう。
- クリニックを受診する
- 病院を受診する
- 保健所の無料検査を利用する
- 郵送の性病検査キットを使用する
性病の検査や治療を取り扱うクリニックの中には、男性専用、女性専用の施設もあります。
病院で性病検査する場合は、男性は泌尿器科、女性は産婦人科、もしくは性別に関係なく受診できる性病科のいずれかを受診します。
保健所でも無料検査を行っているものの、地域によって検査項目が異なっているうえ、わずかな枠を先着順で予約しなくてはなりません。
クリニック、病院、保健所のいずれも来院・来所する手間がかかるうえ、外部機関に検査を委託している場合は、結果を聞くためだけに再来院する羽目となります。
医療機関や保健所を出入りしているところを知り合いに見られなくない、受付時間内に行けそうにないと悩んでいる方は、郵送の性病検査キットがおすすめです。
通販で専用の検査キットを購入して、自宅で採取した検体をポスト投函するだけで、後日結果が分かるサービスです。
郵送の性病検査キットを利用するメリット
郵送の性病検査キットを利用すると、下記のとおり複数のメリットが期待できます。
- 自分のタイミングで検査できる
- 一度に複数の項目を調べられる
- 匿名で検査を受けられる
- 家族や知り合いにバレにくい
性病検査キットは、検査機関などの公式サイトから通販します。
購入後は数か月の使用期限があるため、自分のタイミングで検体採取・返送できます。
また、複数の検査方法や項目があり、自分が調べたい性病を複数選んで一度に検査できるため、短時間で原因を調べられます。
性病検査キット最大のメリットが、匿名性に優れていることです。
たとえばSTDチェッカーは検体をあらかじめ設定したID・パスワードで管理しており、検査を担当するスタッフにすら利用者の名前は共有されません。
通院する必要がないうえ、性病検査キットは郵便局や宅配便の営業所で受け取り指定でき、知り合いにも家族にも知られずに性病検査を受けられます。
返送した検体の到着後は、最短で翌日から検査結果を閲覧できるため、スピード感を重視する方にもおすすめです。
まとめ
女性が濡れない理由は様々です。
もちろん濡れた方が入れやすくなりますが、ローションなどで補えますから、濡れないことで自分を責める必要は全くありません。
ただし性病が原因で濡れない場合は、早めに治療を行いましょう。
自分を守る意味でも、パートナーに移さないためにも、性病は治療しなければいけません。
性病の検査は病院でしかできないわけではありません。
今は性病の検査キットがネットで購入することができますので、周囲に知られることなく検査が可能です。
もし性病検査で陰性だった場合は、精神的な問題の可能性が高いです。
その時はリラックスできる環境作りを行ってください。
濡れなくなった原因を調べるためにも、性病の心当たりのある方は検査を行いましょう。
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